コミュ障を改善して友好的なコミュニケーションを取るテクニック【書評】

 こんにちは、ゆぴです。

 

今回は書評記事になります。

コミュニケーション系の悩みが割とあるので、今回はこの本を読みました!

(単品)なぜ、この人と話をすると楽になるのか
by カエレバ

 なぜ、この人と話をすると楽になるのか 吉田尚記 著

この本のレビューをしたいと思います!

 

 

f:id:shinigami5sei:20190724082612j:plain

書籍の概要

コミュニケーションが苦手な人"コミュ障"を人を対象にしたニコニコ生放送の内容を書籍にまとめたものになります。

視聴者のコメントを<>で区切って話を展開しているのが、この本の特徴です。

 

総ページ数 208ページの書籍です

 

コミュ障とは

俗に言う"上手く人としゃべれない"人をコミュニケーション障害と呼ばれています。

主な症状として、こんな感じです。当てはまるところがいくつかあると思います。

  • 人見知り

  • 言葉がよどみがち

  • 口下手で活舌が悪い

  • 話すことに劣等感があり上手く話せなる
  • 文章では分かるが、会話だとパニックになる

書き出せばキリがないです。僕も心にグサっと刺さりました…

 

コミュ障を治す方法が"自信を持つ"事と言われていますが。

「は?」

自信を持つって、コミュ障が治った"結果"なので、何も処方になってないんですよ。

この本では、それだけに留まらずに適切なアドバイスがいくつも掲載してあります。

 

コミュ障を治すには

すぐに改善する方法はありません。

自転車の練習と同じように回数をこなす必要があるようです。

 

大事なのは、会話が終わった後にふり返る事です。

主観でOKなので「上手く行ったか」だけを判断してみましょう。

 

だんだん自信に繋がるハズです。

 

コミュニケーションの目的

会話にも色々な使い方があります。

世間的な会話をするだけのコミュニケーションや、議論を交えるためのコミュニケーションなど。この本では

  • 相手を楽しませる会話→協力型の会話
  • 相手を不快にさせる会話→対戦型の会話

よほどの対立がなければ、協力型の会話を心掛けるべきです。

 

楽しませると言っても、面白い事を言う必要は全くありません。

話し終わった後に「よかったな」と思われればOKなので、深く考える事はありません。

 

聞き上手になるのがオススメ

相手の目も見れないコミュ障の人がいきなり、人前で話すと言ってもハードルが高いです。

最初は聞き上手を目指すのをオススメします。

その名の通り、聞き上手は相手の話を引き出す、受け身のスタイルです。

 

とはいえ、相手から話を引き出せなければ、全く話が弾みませんよね。

聞き上手になるのもある程度のテクニックが必要になってきます。

 

相手から話を引き出すテクニック

f:id:shinigami5sei:20190724083309j:plain

質問してみる

とにかく相手の話した内容に質問してみましょう。

話題は全て相手の話。聞き手に回ればかなり楽です。

 

ただ、興味のない話の場合に話を引き出しにくいかもしれません。

なるべく、相手に興味を向けて質問するのがポイントです。

 

リアクションも重要です。相手が話した内容に

「えっ?」と投げかけられたら会話は成功と言ってもいいでしょう!

 

先入観は間違っていてもいい

人は、間違った質問をした時に

「いやいや、そうじゃなくてね~~~」

と、正しい事をペラペラとしゃべってくれます。

 

人間は、間違った時によくしゃべる生き物のようです。

誤解を恐れないのが、成功のポイントです。

 

会話で優位に立たない

どうしても会話でマウントを取りたがる人がいますが、これはNGです。

(後で解説します)

相手を楽しませる協力型の会話をする為に、3つ必要な感情があります

  1. 褒める
  2. 驚く
  3. 面白がる

無感情で話を聞いていると、相手に「楽しくないのかな」と思われます。

この3つの感情を上手く活用すると相手に受け入れてもらいやすくなります。

 

 

会話に対しての捉え方

コミュニケーションのゴールを"協力"に決めたら、後はシンプルです。

ゲームとして捉えましょう。

この本ではコミュニケーションをサッカーに例えました。

 

コミュニケーションもサッカーも裏技はありません。

でも、ルールはあります。

 

コミュニケーションのルール

会話の中で、絶対にやってはいけないNGルールも解説しています。

ルール➀ ウソ、ダメ、ゼッタイ

嘘をついて会話をすると、その後に広がりにくく、話が詰まりやすくなります。

ホントの事を盛って話すのは、コミュニケーションの幅が広がるのでOK

 

もし、聞かれたら困る事を聞かれたときは無理して真実を言う必要はありません。

その場合でも下手に嘘をつくよりは

「まだ言えないんですよ」

と、黙秘権を行使した方が賢明だったりします。

 

ルール② 自慢ご法度

人間は自分の事をしゃべりたがります。

ただ、自慢話って聞いてても面白くありませんよね。

 

コミュニケーションの目的が相手を満足させたいのであれば、自慢話は聞いてあげましょう。適当に相づちを打っていれば大丈夫です。

 

自慢話は相手に対してキャラの押し付けに感じてしまいます。

 

自慢には、注意しましょう。

ルール③ 否定NG

 相手の話に「それは違うよ」と言ってしまったら、相手を下にしてしまい、不快にさせてしまい、対戦型のコミュニケーションになりがちです。

 

それでも相手が間違っている事を言ってして訂正したい場合は、やんわりとした前置きを入れてからの方が、相手にも伝わります。

 

否定NGの基本では「嫌い」「違う」は地雷ワードになりかねないので注意。

 

最強の「愚者戦略」

自分の欠点から、キャラを見出す戦略です。

普通なら、自分のダメなところをツッコまれると、凹みますよね。

 

逆に、弱点をツッコまれたらラッキー

気にしないで、むしろ場を盛り上げるキャラとして弱点は活用してみるべきです。

 

子供は愚者戦略のエキスパート

 子供は、それだけで立派なキャラ立ちしています。

大人と違って空気を読みません。

あのキャラが、場を和ませてくれる最強の存在です。

 

大人になっても、子供のような場面を持ち合わせていて

バカにされても笑っていられるのが真の大人なのかもしれません。

 

まとめ

今回は、本の内容から良いなと思った部分をまとめました。

 

文字数にして約2500文字になので、本の内容を全て語るには全然足りてないです。

会話におけるテクニックが多く載っているので、気になる人はぜひ本を手に取ってくださいね。

 

(単品)なぜ、この人と話をすると楽になるのか
by カエレバ